- ロック板はどのような仕組みで上がってくるの?
- 光センサー式のロック板の仕組みは?
- 光センサー式のメリット・デメリットは?
このような疑問にお答えします。
この記事でわかること
- コインパーキングのロック板がどのような仕組みで上がってくるのかが分かる
- 光センサー式ロック板の仕組みが分かる
- 光センサー式のメリット・デメリットが分かる
コインパーキングの虎
コインパーキングの管理・運営会社で10年以上勤め、開設や撤去、機械のメンテナンスやトラブル対応を行い、知識と経験を積んできました。皆様のコインパーキングに関する疑問にお答えします。
コインパーキングのロック板は、各種センサーで車両を検知して上がってきます。
ロック板のセンサー
ループコイル式、光センサー式など、様々なセンサーがある
今回は、光センサー式のロック板について解説しようと思います。
ループコイル式のセンサーは、車両の金属を検知してロック板を上げていましたが、光センサーは仕組みが異なります。
ループコイル式センサーのロック板がどのように上がってくるかは、下記の記事が参考になるかと思いますので、ご参照下さい。
光センサー式のロック板は、車両が光センサーから出ている光を遮ることによって、検知し板が上がってきます。
光センサー式のロック板
ループコイル式のロック板とは仕組みが全然違う
具体的には、車室後方のポールからロック板まで光(赤外線)が通っており、それを車が遮ることによって検知し、ロック板が上がってきます。
ループコイル式が金属を検知しているのに対し、光センサー式は物体そのものを検知しているので、たとえ金属ではなくても検知します。
後述しますが、この特性がメリットにもなり、逆にデメリットにもなります。
光センサー式のメリットは、車高が高い車でも検知出来ること、デメリットはループコイル式と比べて誤検知が多いことです。
光センサー式のメリット・デメリット
車高には強いが、誤検知が多いことが最大の欠点
メリット
- 車高に関係なく検知
- 地面にセンサーを埋める必要が無い
- 金属ではない車両も検知可能
デメリット
- 人や草などにも反応して検知してしまう
- ポールが車に当てられて曲がると誤検知する
- 雪が光を遮ることで誤検知することもある
最大のメリットは、車室後方のポールからロック板までの光で検知しているので、車高が高い車でも関係なく検知出来ます。
最大のデメリットは、金属以外の物も検知する特性上、人や草、雪などにも反応して検知してしまう事です。
また、まれにポールの光が出る穴に、ゴミを詰められて誤検知というパターンもあります。