- コインパーキングはどうやって運営しているの?
- 儲かる仕組みは?
- 土地は全部買っているの?
このような疑問にお答えします。
この記事でわかること
- コインパーキングがどのように運営しているかがわかる
- どのような仕組みで利益を出しているかがわかる
- 土地をどのように探しているのかがわかる
コインパーキングの虎
コインパーキングの管理・運営会社で10年以上勤め、開設や撤去、機械のメンテナンスやトラブル対応を行い、知識と経験を積んできました。皆様のコインパーキングに関する疑問にお答えします。
コインパーキングの運営方法は主に借上げと直営の二通りがあります。
借上げ
土地を地主から借りて運営
賃料を払って売上が余れば
基本的にそれが利益となる
直営
土地を所有し、直接運営する方法
売上は全て自分のもので
経費を引いた分が利益となる
私の経験からすると、コインパーキングのほとんどは借上げで運営されています。
土地を所有してコインパーキングを運営する直営は、業者からするとリスクが高く、あまり見かけません。
借上げと直営のメリットとデメリットをまとめてみました。
借上げのメリット
- 土地を借りているだけなので、撤退が容易
- ゆえにリスク管理がしやすい
- 地主にとっては安定的な収入になる
借上げのデメリット
- 土地を所有していないので、突然解約の可能性がある
- 賃貸借契約が必要になる
- 売上が下がっても賃料は変わらず発生する
直営のメリット
- 土地を所有しているので、突然解約される事はない
- 売上は全て自分のもの
- 地主との人間関係に悩まされることがない
直営のデメリット
- 突然売上が下がっても、転用が効きにくい
- コインパーキングの機械代は自分持ち
- 整地や舗装の費用もかかる
最近の話では、新型コロナウイルスの流行により外出自粛が行われ、コインパーキング業界は大きなダメージを受けました。
そのような状況では、解約が出来る借上げで運営しているほうがダメージが少なく済んだという事もありました。
このように、コインパーキングの運営方法は、借上げと直営の大きく二つに分けられます。
コインパーキングが儲かるのは、土地にかかる費用よりも売上が上回った時です。
借上げ
借りた土地の賃料や機械の償却よりも
売上が上回った場合は
それが利益となる
直営
所有している土地の固定資産税やコストよりも
売上が上回った場合は
それが利益となる
借上げは、空地や月極駐車場を借りて運営する訳ですが、その賃料を決める際は、その周辺の月極賃料が相場となります。
例えば、空地に3台分のコインパーキングを作る場合、その周辺の月極賃料のおよそ3台分を賃料として提示する訳です。
もちろん、賃料よりも売上が下回った場合は、そのコインパーキングは赤字となります。
コインパーキングの候補地として探す土地は、主に空地と月極駐車場の空きです。
空地
建物などが無い空地
建物を建てる予定があっても
建物が建つまでの期間限定で借りる事も
月極駐車場の空き
空き車室を借りてコインパーキングにする
まとまって空いていなくても
月極を移動させてコインパーキングにする
空地は、全て空地ではなくてもコインパーキングが作れます。
例えば、家の前のスペースをコインパーキングにして、月々安定的な収入を得るなどです。
また、月極の空きをコインパーキングにするケースでは、月極の車を移動させてまとまった空きスペースを作り、そこにコインパーキングを作る例が多いです。